東京オリンピック出場競技のうち日本がメダルを狙える競技でもある卓球は、オリンピックの度に注目している人も多いですよね。
そんなオリンピックの卓球競技でこの度歴史的快挙が!!!
水谷隼選手と伊藤美誠選手との男女混合ダブルスで強敵中国を倒し、見事金メダル獲得です。
卓球競技で日本が金メダルを手にするのは初めてのこと。
水谷隼選手は、リオオリンピックで団体でチームを銀メダルに導いたほか日本人初となるシングルスでの銅メダルを獲得しました。
東京オリンピックは、水谷隼選手にとって4度目となるオリンピック。
4度目にして悲願の金メダルを手にしたわけです。
そんな卓球競技の申し子のような水谷隼選手ですが、東京オリンピックを最後に日本代表を引退する意向を示しています。
今回は水谷隼引退理由は視力低下?オリンピック後は何をするのかも調査!という事で、水谷隼選手がなぜ引退する意向を示したのか、その理由を調査していきます。
Contents
水谷隼引退理由は視力低下?他の原因もある?
#卓球 の日本男子を長年エースとして牽引してきた #水谷隼 選手。
自身4度目の五輪を前に、日本男子卓球について語ってもらいました。淡々とした口調が印象的。一方で、「日本男子は執念とか貪欲さ、泥臭さが足りないんですよね」。第一人者ならではの厳しいエールも🏓https://t.co/4kf1sUAku2
— 吉永岳央 (@take_yoshinaga) May 22, 2021
水谷隼選手はリオオリンピックでシングルス初のメダルを獲得、そして東京オリンピックで卓球競技で日本初となる金メダル獲得!
それだけでなく、全日本卓球選手権男子シングルスで史上最多優勝10回という記録など数々の記録を打ち出してきました。
まさに卓球をするために生まれてきたような人です。
そんな日本男子卓球を牽引してきた彼には、まだまだ日本代表を引退せずに続けてほしいと思っちゃいますよね?
オリンピックも北京、ロンドン、リオに続き、東京は4度目でした。
「出るからには優勝」「出るからにはメダル」と意識し続けるのは、選手としては当然の事なのかもしれませんが、大変なプレッシャーだと思います。
そんな中、金メダルを獲得したのは本当に凄いことだと思います。
2005年には15歳10ヶ月という当時男子史上最年少で世界卓球選手権日本代表に選出されてから、15年以上にわたり世界の舞台でも活躍しています。
ITTF世界ランキング最高位は、男子シングルス4位です。
途中ケガに見舞われる事も度々ありましたが、常に世界を意識しハングリーに戦い続けてきました。
水谷隼選手が今も攻めの姿勢である事には変わりはないのですが、東京オリンピックを最後に日本代表を引退する意向を示しています。
え?引退するのか…引退理由は何?と思う方も多いと思います。
水谷隼選手引退の理由がいったい何なのか、詳しく見ていきましょう。
引退理由①:視力低下
水谷隼選手引退の理由のひとつとなっているのは、視力の低下です。
「日常生活に支障はない。でも “特定の条件”になった時に球がまったく見えない。つまり、卓球台の周囲が暗くて、台にだけ白い光が当たっている。そして周囲が電光掲示板で囲われている場合、ほとんど球は見えていません」
(中略)
「まず相手がボールを構える。その時に(掲示板と)かぶって、フッっと球が“消える”んです。その後、打球の音だけが聞こえる。ボールはネットを越えたあたりから突然現れる。この1年の僕のプレーを見てもらってもいい。まったく逆をつかれて驚いていたり、ラケットの角に当たって返球してる場面が本当に多いんです。」
卓球はテクニックも必要ですが、その前に相手からの球を見極める視力がモノを言う競技です。
その視力がダメとなるとかなり辛いですね。
水谷隼選手が、視力の低下に悩みはじめたのは2014年頃だと思われます。
それ以前は、両目とも1.5あった視力が急激に低下し左目だけ0.3にまで落ち込んだそうです。
そして左目のみレーシック手術を受け、元の視力に戻してからは5年間ほどは水谷隼選手は数々の好成績を残した黄金期を迎えました。
2018年に再び視力に違和感を感じ、詳しく検査すると今度は右目の視力が落ちていたそうです。
右目も、視力を上げるためにレーシック手術を受けましたが改善はされませんでした。
一部ではレーシック手術の失敗では?とも言われていますが、それは違うようです。
視力の低下はあるものの、日常生活にはまったく問題ないんだそうです。
レーシック手術自体の経過は問題ないと水谷隼選手自身も認めています。
どうやら卓球の大きな大会の試合を行う会場の照明に原因があるようです。
客席は暗くして卓球台がライトアップされている状況で、更に周囲にLED掲示板のスポンサー表示が並んでいる状態。
このLED掲示板の光と球が重なると見えなくなるみたいです。
スポンサーは大事だけれど、看板自体を光らせなくても良い気はします。
個人的には選手が球を見えずらくするような広告は即刻改善すべき事案だと思います。
水谷隼選手だけでなく、LED広告で球が見えずらくなってる選手は他にもいるのではないでしょうか?
だから東京オリンピックでは水谷隼選手は眼鏡をかけて、試合に臨んでいたんですね。
そういう事情があっただなんて、そんな状態での金メダルだなんて…改めて凄い選手なんだと思いました。
引退理由②:体力面での不安
\オリンピック感動の名シーン/
リオデジャネイロ2016・卓球男子団体🏓吉村真晴選手、水谷隼選手、丹羽孝希選手が悲願の銀メダルを獲得しました🥈✨この映像からも、準決勝の緊張感が伝わってきます🔥@0803_maharu @Mizutani__Jun @1010niwa@Tokyo2020jp #Tokyo2020 pic.twitter.com/yXLsetquKi
— オリンピック (@gorin) June 26, 2021
2019年の全日本選手権に出場した際に、歴代最多10度の優勝を達成した水谷隼選手は、翌年の全日本選手権のシングルスには出場しませんでした。
この意向は、10度目の優勝を果たした際に公表していました。
思えば、この時から水谷隼選手の卓球人生の幕引きは始まっていたのかもしれません。
引退を考えるきっかけは視力の低下だったのかもしれませんが、その他にも2019年末からは腰痛にも見舞われ休養に入っていた時期もあったようです。
水谷隼選手もアスリートとして長年に渡り体を酷使してきた事でしょう。
アスリートは、30代以降も活躍できる人は本当に限られていると思います。
第一線で活躍し続けるのはとても大変な事ですし、体力にも限界はあります。
水谷隼選手はまだまだ戦えるのかもしれませんが、現役として活躍できているうちに第一線からは退く意向なのかもしれません。
というわけで、水谷隼選手の引退理由の一つは体力の低下による不安、というわけでした。
引退理由③:オリンピック以外の価値が見出せず
\オリンピック感動の名シーン/
リオデジャネイロ2016・卓球男子シングルス🏓苦しい局面を迎えた3位決定戦。
それでも水谷隼選手は冷静に打ち返し、
熱戦を制しました。
シングルスでのメダル獲得は男女ともに初✨
歴史に残る銅メダルでした🥉@Mizutani__Jun @Tokyo2020jp #Tokyo2020 pic.twitter.com/2lXIRSqg3Q— オリンピック (@gorin) June 27, 2021
3つ目の理由として考えられるのが「オリンピック以外の価値を見いだせない」ということ。
勝って当たり前な強い選手にありがちなことかと思うんですが、目標がオリンピックでメダルを獲ることだけになってしまうとモチベーションを保つのが大変なのかもしれないですね。
実際に水谷隼選手がそのことについて追及したコメントを見ても明らかです。
「リオでメダルを獲ったことによって、自分が求めるものや、周りから求められるものがかなり狭まった気がします。それまでは、オリンピックのメダルや世界選手権のメダル、ワールドツアーの優勝も含めて、勝ちたい意欲や、勝たなきゃいけないという気持ちが強かったのですが、オリンピックで1つ自分の夢を叶えたことによって、『次はオリンピックの金メダルを』と期待されるようになりました。それで、オリンピック以外の大会に価値を見出すのがすごく難しくなってきました。」
東京オリンピックでは金メダルを獲得したわけですから、今はオリンピックにすら価値を見出せなくなっているかもしれませんね。
金メダルの上はありませんし、水谷隼選手がもうやり切った!と思っていたとしても仕方ないような気がします。
これもまたやむ得ない引退理由なのかもしれませんね。
引退理由④:新しいことへの挑戦
ラリーズさんに、過去の振り返りから東京オリンピックへの思いをインタビューしていただきました^_^
オリンピックは延期になりましたが最近の自分の仕上がり具合いは絶賛上昇中です👍https://t.co/rwevBm18MV— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) March 28, 2020
引退理由の4つ目は新しい事への挑戦です。
真の引退理由はこちらの「新しいことへの挑戦」が理由だと思われます。
全日本選手権で歴代最多10度の優勝を達成した水谷隼選手は、自分の中で卓球においてやり切った感が強いのかもしれません。
そして、金メダル獲得。
もうやり残したことはないと思っているでしょうね。
水谷隼選手の「新しいことへの挑戦」、つまりは第二の人生を歩むべく引退するのだと思います。
「“東京”が終わったら自分の人生はガラっと変わると思う。2020が終わり次第、すぐに動き出したい気持ちが強い。そこから語られたのは2020の「先の景色」だった。「新しい挑戦をしたい。やりたいことがあるんです。もしかしたら悪い方向にいくかもしれないし、もっと良くなるかもしれない。ただなんかこのまま卓球だけの人生で終わりたくない気持ちが強いんです。」
(中略)
「自分のやりたいことは、絶対に日本代表とは両立しない。そろそろ僕は一人の卓球愛好者に戻ろうかな、と。なんか中途半端に両方やるよりは卓球はもう一つ区切りをつけて、自分の人生をやりたいっていうのがありますね。」
これまで卓球に全てを注ぎ込み、結果を残してきた男だからこそ言える言葉だと思います。
卓球とは違う世界に行くことを考えているようですね。
二足の草鞋を履く人もいますが、水谷隼選手の場合は両立という事は考えていないみたいです。
水谷隼はオリンピック後は何をする?
引用:https://rallys.online/person/player-voice/
水谷隼選手は東京オリンピック後、引退して何をするのでしょうか?
どうやら指導者など卓球界には残らず、卓球は単なる愛好家として嗜んでいく意向のようです。
「具体的には言えないんですけど、起業してビジネスをやりたい気持ちはあります。僕のやりたいことって、若くて、ある程度知名度があって、経済的な自由がないとできないこと。それに適する人って日本になかなかいないと思うんですよね。やっぱりみんな何かしら欠ける部分がある。自分がもし東京で終わったら31歳でまだ若いし、比較的知名度もあって、経済的な余裕と時間の自由も比較的ある。ならその人にしかできないことってある。僕はそれをやりたいんですよ」
これまで、卓球しかやってこなかった人が別の道を歩みたかったとしても不思議はありません。
現役を退いても、その世界には残る選手も多い中、水谷隼選手は起業してビジネスをしたいそうです。
すでに青写真もあるようですが、具体的な内容は明かしていません。
具体的な内容はわかりませんが、水谷隼選手がやりたいことには以下のポイントがあるそうです。
- 卓球関係ではなく卓球以外のこと
- 水谷隼選手だからできること
- ある程度の知名度が必要
そして、できるだけ早くやりたいとも思っているそうです。
ますますどんなことをやるのか気になりますね。
東京オリンピックで金メダルを獲得し有終の美を飾れたので、落ち着いたらどんなビジネスを起業するのか語ってくれそうです。
具体的に水谷隼選手が何をするのか、わかり次第追記したいと思います。
卓球界を去ってしまうのは寂しいですが、次なるステージに進まれるということで、何をされるのか楽しみです。
オリンピック後に引退撤回の可能性は?
今日で32歳になりました🎂🎈
これからも頑張ります🏓💪 pic.twitter.com/IwRZit57sp— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) June 9, 2021
東京オリンピックで引退との意向を宣言している水谷隼選手ですが、実は引退しない可能性もあるようです。
「変わらないですね。逆にオリンピックが終わった後に変わるかもしれませんが、オリンピックが終わるまでは変わらないと思います」
水谷隼選手はインタビューでこんな意味深なことを言っているのです。
何とも思わせぶりというか、水谷隼選手ってこういう茶目っ気のある方なんですね。
ただ、このインタビューではオリンピックでメダルを獲れば満足して引退するとも言っているのです。
と思えば、中国選手に勝てばまだまだやれるかも?と思い引退撤回もあり得るとも答えています。
中国選手に勝ち金メダルを獲得した今はどっちなんでしょうか?
水谷隼選手に直接聞いてみたいものです。笑
水谷隼選手の東京オリンピックの出番は終了しました。
引退撤回の可能性も少なからずあるので、今後の水谷隼選手の動向に注目ですね。
水谷隼のプロフィールもご紹介!
明日6月30日(水)、#めざましテレビ スポーツコーナーにて、#水谷隼 選手のインタビュー特集が放送予定です☀️
※緊急ニュースなどがあった場合は変更となる可能性もございます🙇♀️みなさまぜひぜひご覧ください😊✨ pic.twitter.com/FqGB52WLPc
— 水谷隼スタッフ【公式】 (@m_jun_staff) June 29, 2021
- 名前:水谷隼(みずたに じゅん)
- 生年月日(年齢):1989年6月9日(32歳)
- 身長・体重:172cm・63kg
- 出身地:静岡県磐田市
- 出身小学校:磐田市立磐田北小学校
- 出身中学校:青森山田中学校
- 出身高校:青森山田高校
- 出身大学:明治大学政治経済学部
- 所属:木下マイスター東京
水谷隼さんは、お父さんが代表を務める豊田町卓球スポーツ少年団の第一期生として5歳の時に卓球の道を歩み始めました。
水谷家の場合は、両親共に卓球経験者です。
元々は右利きだったのを、両親の意向で左利きに矯正するなど幼少期からなかなか厳しい環境だったようですね。
小学1年生の時に全日本卓球選手権大会バンビの部(小学校2年生以下)で準優勝したのを機に本格的に卓球を極める道を選びます。
中学生の時には、スポーツ選手育成で有名な中高一貫校である青森山田中学校に転校しました。
親元を離れ、中学生の時から寮住まいなんてすごいですよね。
中学時代は全日本卓球選手権ジュニアの部で優勝を果たすなどの成績を残し、高校に進学します。
高校に入った2005年には15歳10ヶ月という男子史上最年少で世界卓球選手権日本代表に選出されました。
現在、この記録は同じく東京オリンピック日本代表選手の張本智和選手が更新しています。
その他にも、数々の成績をおさめ、日本卓球界のエースとして注目されるようになります。
2008年の北京オリンピックがオリンピック初出場となりました。
その後の活躍につきましては、みなさん知ってのとおりかと思います。
卓球少年はオリンピックでメダルを取る事を目標に、20年以上もたゆまぬ努力を続けてきました。
リオでは2つのメダルを獲得、そして東京オリンピックでは悲願の金メダル獲得です。
水谷隼選手の20年以上の努力が報われたというわけですね。
水谷隼の引退理由や引退後をまとめ
感動をありがとう!
すごい試合でした!#卓球 #混合ダブルス #水谷隼 #伊藤美誠 #金メダル #Tokyo2020 #オリンピック pic.twitter.com/goqkCsp1jG— Tokyo 2020 (@Tokyo2020jp) July 26, 2021
今回は水谷隼引退理由は視力低下?オリンピック後は何をするのかも調査!という事で、男子卓球日本代表の水谷隼選手の引退理由について調べてきましたが、いかがでしたか?
色んな引退理由があるにせよ、水谷隼選手が卓球界を去ってしまうのは正直寂しいです。
ですが、次なるステージに進まれるということで、もちろん応援したい気持ちです。
また、水谷隼選手と伊藤美誠選手の金メダル獲得。心からおめでとうございます!
それでは、記事を最後までお読みいただきありがとうございました。